富山県黒部市の宇奈月温泉の開湯100周年を記念した「百年時計」が、富山地方鉄道宇奈月温泉駅前に完成し、29日、記念式典が開かれた。地元の自治振興会などでつくる100周年事業実行委員会がクラウドファンディングで製作資金を募って設置した。
式典では、実行委員会の河田稔委員長が「百年時計を次の世代に残す遺産にしたい。次の100年を歩んでいこう」とあいさつした。
時計のデザインは地元住民の声を反映し、文字盤に「うなづき」の文字が書かれているほか、下部は風呂おけに見立てたベンチとなっている。
宇奈月温泉は黒部峡谷の電源開発とともに発展し、2023年に開湯から100年を迎えた。