集団訴訟では、各訴訟によって表現は異なるが、原発事故によって心のよりどころとなる古里を奪われた―という住民の訴え、いわゆる「ふるさと喪失」に対する慰謝料をどのように判断するかという点も争われている。 原告側は、国の賠償指針が定める慰謝料は、避難に伴う苦痛への賠償にとどまり不十分だと主張。原発事故で当たり前の日常生活や古里が奪われた損害は、独立した賠償として認めるべきだとして賠償の上積みなどを求め...
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