【検証・特定避難勧奨地点】地域に溝 忘れたい 「心の距離が...」

10/14 14:45

  • 有料記事

 【伊達・下小国】「もう忘れたい。早く風化してもらった方がよっぽどありがたいよ」。  伊達市霊山町下小国地区の70代男性は缶コーヒーを一口飲むと、言葉を選ぶようにとつとつと語り始めた。特定避難勧奨地点の指定の有無は国からの賠償の有無につながり、その違いが地域コミュニティーの分断をもたらした。男性は今もその思いを拭えないでいる。  男性は震災が起きる約1年前、会社の退職を機に下小国地区の実家に戻った。...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line