任期満了に伴う須賀川市長選は１４日、告示され、届け出順にともに無所属の新人で、元市議会副議長の安藤聡氏（５３）と前市議会議長の大寺正晃氏（６２）が立候補し、新人同士の一騎打ちによる１６年ぶりの選挙戦に突入した。投票は２１日に行われ、即日開票される。
現職の橋本克也氏（６１）＝４期＝は今期限りで引退する。市制施行７０周年を迎えた同市は、少子高齢化に伴う人口減少対策や度重なる災害に備えたまちづくりなどが課題だ。両候補は学校給食費と教材費の無償化を主張しており、新たな市政へ独自の政策を打ち出せるかどうかが争点となる。
安藤候補は、電子地域通貨の導入などで行財政改革を進めると強調。大人に代わって日常的に家事や家族の世話をする「ヤングケアラー」への支援を掲げる。
大寺候補は、子育て世代向け住宅リフォーム助成制度の創設を訴える。地場産品の販路拡大や課題解決へ自治体間の連携強化に積極的に取り組む考えを示す。
１３日現在の選挙人名簿登録者数は６万２４２１人（男性３万６２４人、女性３万１７９７人）。
◇須賀川市長選立候補者（届け出順、敬称略）
安藤 聡 ５３ 無職 無新
大寺 正晃 ６２ 無職 無新
市議補選には２人が立候補
市長選に出馬した議員の辞職に伴う須賀川市議補選（欠員１）は１４日、告示され、新人２人が立候補した。市長選と同日選で、２１日に投開票が行われる。
◇須賀川市議補選立候補者（欠員《１》－２、届け出順、敬称略）
安藤 正博 ７５ 無職 無新
松宮多美枝 ７４ 会社役員 無新
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