東京電力福島第1原発事故に伴い県内各地に設けられた「仮置き場」を巡り、本年度中に約7割に当たる1000カ所程度で原状回復が完了する見通しとなった。2日、オンラインで開かれた福島復興再生総局の幹部会合で、福島地方環境事務所が報告した。
仮置き場の原状回復の状況は【グラフ】の通り。県内に設けられた1374カ所のうち、昨年度末までに813カ所で、中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)への除去土壌の搬出と原状回復が完了。本年度末までにさらに180カ所程度で原状回復する見通し。
環境省は本年度末までに、県内に仮置きされている除去土壌など(帰還困難区域のものを除く)のおおむね搬入完了を目指している。併せて、土壌搬出後の仮置き場の原状回復も進めていく。