若手神職でつくる相馬神道青年会は25日、相双地方の12神社を巡り、各神社の「神玉(かみたま)」を集める「奥州相馬神玉巡拝」を始める。多田直子会長(相馬市、小泉八坂神社宮司)は「さまざまな神社に足を運び、その神社でしか味わえない雰囲気や景色を楽しんでほしい」と呼びかけている。
神玉は直径1.5センチほどの木製で、模様は神社ごとに違う。小泉八坂神社は、祭神の牛頭天王にちなんで「牛」と特有の供え物「キュウリ」、相馬中村神社は「馬」など、各神社の特徴を模様で表した。全12社で授与している赤と青の「神ひも」に通すとお守りになる。授与料は神玉1個、神ひも(2本セット)ともに500円。
多田会長と相馬地域神社総代会の草野清貴会長は21日、相馬市の相馬商工会議所で神玉巡拝について発表した。草野会長は「多くの人に神社を訪れていただき、地域を盛り上げてもらいたい」と話した。問い合わせは参加する神社へ。
■参加神社
子眉嶺神社(新地町駒ケ嶺)小泉八坂神社(相馬市小泉)相馬中村神社(同市中村)涼ケ岡八幡神社(同市坪田)綿津見神社(飯舘村草野)男山八幡神社(南相馬市鹿島区)三嶋神社(同市原町区)相馬太田神社(同市原町区)益多嶺神社(同市小高区)相馬小高神社(同市小高区)日鷲神社(同市小高区)初発神社(浪江町北幾世橋)