猪苗代、磐梯、北塩原の3町村にまたがる磐梯山(1816メートル)の山開きが26日、行われた。県内外から訪れた登山者が晴れ渡った空の下、「宝の山」の頂を目指した。
今年は雪解けが早く、登山路に残雪はほとんどなかった。登山者は猪苗代や八方台などの各登山口から入山し、岩肌を越え、高山植物を眺めながら歩みを進めた。山頂に到着した登山者は、猪苗代湖や桧原湖などを見下ろす絶景をスマートフォンなどで撮影し、充実感に浸った。
磐梯山は初登頂という新潟市の看護師神田明さん(53)は「急斜面の登山道が多くてつらかったが、その分登頂した達成感が大きかった。山頂からの絶景に感激し、登山道に咲く花もきれいだった」と声を弾ませた。