いわき市立美術館で開催中の企画展「フィンランドのライフスタイル 暮らしを豊かにするデザイン」の見どころを紹介する講座が14日、同美術館で開かれた。企画展を担当する学芸員の徳永祐樹さん(35)が講師を務め、フィンランドのデザインの歴史などについて解説した。
徳永さんは、展示しているイスの「スツール60」や「パイミオチェア」、食器の「キルタ」や「ティーマ」などの名作シリーズを紹介した。その上で、療養施設の入所者向けに開発されたものもあり、その結果として人に寄り添ったモダンなデザインになったと説明した。
徳永さんはグラスアートの歴史も紹介し「自宅に飾ったり実際に使ったりして、作品を生活に取り込むことを想像しながら鑑賞すると楽しめると思う」と話した。
企画展は8月18日まで。月曜日(今月15日と8月12日は除く)と今月16日は休館。問い合わせは同美術館(電話0246・25・1111)へ。