将棋の福島県内高校生トップを決める第３７回全国高校将棋竜王戦県大会は２０日、福島市の福島民友新聞社で開かれ、藤田碧之助（こうのすけ）さん（１６）＝おおぞら高等学院郡山キャンパス２年、棚倉町＝が優勝した。藤田さんは８月２０、２１日に福岡市で開かれる全国大会に出場する。
準優勝は佐久間悠太さん（１６）＝会津学鳳高１年、会津若松市、３位は池田歩陽（ほたか）さん（１８）＝磐城桜が丘高３年、いわき市＝だった。
大会は日本将棋連盟県支部連合会、読売新聞東京本社福島支局、福島民友新聞社の主催、県高校将棋連盟の共催。高校生１９人がトーナメントで優勝を争った。
決勝は、先手・藤田さんが矢倉、後手・佐久間さんが雁木（がんぎ）の相居飛車の戦いとなり、互いに隙のない陣形で互角の戦いが続いた。中盤で藤田さんがリードを奪うと、最後まで手厚い受けで守り切り、最後は鋭い寄せで勝利を引き寄せた。
藤田さんは昨年も県大会に出場したが、決勝で逆転され頂点に一歩及ばなかった。「今年は絶対優勝すると心に決めていたのでうれしい」と振り返り、全国大会に向け「重圧はあるが、伸び伸びと戦いたい」と決意を語った。
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