福島市出身の生田流箏曲家3人による演奏会「箏アンサンブルvivo(ビーボ) 糸が織りなすハーモニーVer2」が12日午後2時から、同市のキョウワグループ・テルサホールで開かれる。
出演するのは遠藤和奏さん、山脇貴久恵さん、小野桃佳さん。3人はいずれも同市の箏曲家遠藤千晶さんの門人で、東京芸大で箏曲生田流を専攻。東京を拠点にそれぞれ演奏活動を行いながら、昨年箏アンサンブルvivoを結成し、活動の場を広げている。「vivo」はイタリア語で「生き生きと」「鮮やかに」などの意味で、山脇さんによると「生き生きとした箏の音色」をイメージして命名したという。
今回は同市での初の演奏会で、船川利夫作曲の「箏三重奏」、冷水乃栄流作曲の「脆性ノスタルジア」、沢井忠夫作曲の「五節の舞」など5曲を演奏予定。山脇さんは「たくさんの人に演奏を聴いていただき、福島市出身の箏の演奏家がいることを知ってもらえたらうれしい」と、来場を呼びかけている。
チケットは全席自由で一般3千円、高校生以下千円。同市の歌舞伎家楽器店、同ホールで販売している。問い合わせは同アンサンブル(ensembletrio.vivo@gmail.com)ヘ。