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子ども食堂、信夫山に9月オープン 毎月第2土曜日午後3時から

08/08 08:50

信夫山の歴史を学ぶ子どもたち

 福島市の信夫山ガイドセンターに9月14日、子ども食堂がオープンする。今秋に150周年を迎える信夫山公園の歴史を学んだり、眺望を楽しんだりしながら交流できるのも特徴で、運営を手がける木戸幸子さんは「誰かが近くにいることでほっとするような場所になればいい」と願っている。

 子ども食堂は毎月第2土曜日の午後3時から開設する。夏休みに合わせ、7月27日にはプレオープンし、集まった子どもたちがカレーライスを味わったほか、信夫山研究会の浦部博会長を講師に迎えて信夫山の歴史を学んだ。本格オープン後も、信夫山について学ぶ機会や、子どもだけでなく近所のお年寄りらにも声をかけて交流する場をつくっていく計画だ。

 木戸さんは毎週土、日曜日にセンターでコーヒーを出していたのが縁で、子ども食堂を開くことになった。昔から興味はあったが、強く背中を押されたのは2年ほど前。子どもの頃、両親が共働きで一人になることが多く、よく木戸さん宅に来て一緒にご飯を食べた孫の同級生が社会人になり、菓子折りを持ってお礼に来てくれた。「みんなでご飯を食べる楽しさを教わった。子どもの時は分からなかったけど、大人になってそのありがたみが分かった」。孫の同級生からかけられたその言葉に胸を打たれ、さまざまな人の助けも借りながら開店にこぎ着けたという。

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