パリ五輪にサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」として出場したFW千葉玲海菜(れみな)(25)=アイントラハト・フランクフルト、いわき市出身=は8日、いわき市役所を訪れ、内田広之市長に自身初となった五輪出場を報告した。
千葉は全4試合に途中出場し、ゴール前への果敢な攻めを見せるなど活躍が光った。千葉は「メダルを持って来られなかったのは残念だが、五輪出場は自分にとってすごく刺激になった」と語り、内田市長は「チームの流れを変える走りをしていた。市民の勇気になったと思う」とたたえた。
「もう一度立ちたい」
千葉にパリ五輪の感想などを聞いた。
―大会を振り返って。
「五輪はサッカー以外の競技もあって改めて注目度の高さを感じ、ワールドカップ(W杯)とは違う感覚だった。だからこそメダルを取りたかった」
―今後の目標は。
「ドイツでプレーして特にフィジカル面で成長を感じている。五輪やW杯のピッチにもう一度立てるように力を付けていきたい」
―子どもたちにメッセージを。
「今回も多くの方々からの応援が力になった。支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れずに夢を持ち続け、何事にもチャレンジしていってほしい」