• X
  • facebook
  • line

【パリだより】国民食「バゲット」は好きな分だけ

08/07 08:20

ホテルの朝食のパンコーナー。左がバゲットで、下に置いてあるまな板の上で食べたい分だけ自分で切って、取るスタイルになっている

 【パリ=報道部・佐藤智哉】美食の国フランスを代表する食べ物といえば「フランスパン」だろう。現地では「棒」を意味する「バゲット」と呼ばれ、パン屋やホテルの朝食会場には、当たり前のように並んでいる。
 記者が滞在するホテルでは5、6本のバゲットが並び、なくなれば補充されていく。初めは「1本丸ごと食べなきゃいけないの?」と手を出せずにいたが、自分で食べたい分だけ袋から取り出し、ナイフで切るのが一般的のようだ。中に切れ目を入れて、ハムなどをはさんでサンドイッチにしたり、バターを塗ったり、食べ方はそれぞれだ。
 このバゲットは、2022年にユネスコの無形文化遺産にも登録された。今のところ観光地を回る時間がない中、フランスの国民食がパリを感じさせてくれている。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line