福島県会津美里町の伊佐須美神社は7日、同神社で七夕祈願祭を行った。26年ぶりに復活した地元の子どもたちによる稚児舞などが奉納され、参拝者の大願成就を願った。
稚児舞は、町の地域振興につなげようと、神社関係者や町内の女性有志によって復活した。愛らしい衣装に身を包んだ町内の小学生ら16人が、神社独自の楽曲「春光楽」に合わせて稚児舞を奉納。会津西陵高の生徒による巫女(みこ)舞、同神社太々神楽保存会による太々神楽なども披露された。
境内には竹飾りが設置され、参拝者が願いを書いた短冊が飾られた。神事の後、楼門で乞巧奠(きっこうてん)が執り行われ、沼沢文彦宮司らが七夕にまつわる和歌を奉納した。
同神社では25日まで、表参道の鳥居から楼門にかけて2千個を超える風鈴を飾り、日没から午後9時までライトアップを行っている。