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飯坂温泉公衆浴場が時短営業へ 終了時刻繰り上げ、朝昼・昼夜交互営業

08/10 08:55

 福島市の飯坂温泉で温泉供給施設・設備の老朽化に伴い、更新するための財源不足が顕在化した問題を受け、同温泉に九つある公衆浴場は時短営業による経営効率化が進められる。温泉供給や公衆浴場運営を担う飯坂町財産区が8日に同市で開いた管理会では、人件費削減に向けた時短営業の最終案が示された。

 時短営業は、9月市議会で関連議案や条例改正案が可決された後、来年2月1日から行われる予定。

 飯坂温泉に九つある公衆浴場(市営5、財産区営4)のうち、市営の「切湯(きりゆ)」は建物保全に課題があるため先行して11月15日に廃止の予定。残る八つのうち、利用者が多い波来湯、鯖湖湯(さばこゆ)、導専の湯(いずれも市営)は終了時刻を現在の午後10時から同9時に1時間繰り上げる。

 また残る五つは、利用者数や配置のバランスからA(大門の湯、天王寺穴原湯、仙気の湯)とB(八幡の湯、十綱の湯)の2グループに分け、曜日による朝昼(午前6時~午後1時)、昼夜(午後1時~午後9時)の交互営業とする。おおむね2日に1度は今利用している時間に希望する公衆浴場に入れるようになる。

 また土、日曜日は同じ営業時間とすることで、土曜日に宿泊した観光客が土曜日の昼から夜と、日曜日の朝から昼の時間帯に、別の公衆浴場を利用できるようになる。曜日ごとの営業時間の把握が必要になるため、市は効果的な周知方法を検討する。

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