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最終処分の状況発表 ハイスクールアカデミー、高校生がウプサラ大生と交流

08/11 08:30

ウプサラ大の学生を前に「日本の最終処分」について発表する高校生

 【スウェーデン・ウプサラ=ふたば支社長・国分利也】本県などの高校生が高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分について学ぶ「ふくしまハイスクールアカデミー2024」の一行は10日、スウェーデン・ウプサラにある北欧最古の大学、ウプサラ大を訪問して学生と交流した。

 ウプサラは首都ストックホルムの北約70キロ地点にある人口17万人超の都市で、同大は1477年創設と約550年の歴史を誇る。

 大学生や教員を前に高校生が3班に分かれて発表した。このうち日本の最終処分に関する発表では、「地層処分」に向けた状況や理解促進策などを紹介。大学生から「最終処分について、スウェーデンでも学習機会が増えればいい」などと意見が出た。

 磐城桜が丘高2年の白石悠樹さん(17)は「最終処分について一生懸命考えて、発表することができた。これからも最終処分に注目していきたい」と振り返った。

 一行は同大の歴史博物館などを見学後、同日夜に首都ストックホルムに移動した。13日に帰国する。


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