第106回全国高校野球選手権大会第5日(11日)の1回戦第2試合(午前10時35分開始予定)で対戦する聖光学院の斎藤智也監督と鶴岡東(山形)の佐藤俊監督は6日、甲子園球場で意気込みなどを語った。
―相手チームの印象は。
斎藤「近年は山形を席巻していて力を感じる。隙のないチーム育成をしており、やりづらい相手」
佐藤「十数年、東北の野球をけん引している。隙がない印象が一番強い。少しでも隙を見せるとやられる」
―警戒している選手は。
斎藤「投手陣が充実していて、起用も育成もうまい。エース桜井椿稀(3年)、左腕杉浦朔(2年)は打ち崩すのが難しい」
佐藤「まだ(各選手を)ちゃんと見れていないが、投手陣は誰が投げても簡単に点は取れないだろう」
―チームの強みとキーマンは。
斎藤「福島大会を通して粘り強さや食らい付く感じが増してきた。竹田一遥(3年)の調子をいかに上げられるかがポイントだ」
佐藤「山形大会は体調が万全でない選手が何人かいた中でも落ち着いて冷静に戦ってくれた。桜井が調子を上げてほしい」
―理想の試合展開は。
斎藤「1点を上回る勝ち方しかないと思っている。最後の1点をどう取って、1点をどう抑えるか」
佐藤「理想と現実はいつも違う。一つ一つのプレーに没頭していく中で最後に結果が付いてくれば良い」
―意気込みを。
斎藤「日曜なので観客や応援も多いと思う。恵まれた環境で試合ができることに感謝して、思い切りプレーしてほしい」
佐藤「甲子園という晴れの舞台でハッスルして躍動してほしい」