4日に行われた第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会。聖光学院の初戦の相手は同じ東北勢の鶴岡東(山形)に決まった。主将の佐藤羅天(らま)(3年)は「一日ごとに(チームの)マックスを更新していく。最後の最後までやり尽くして仕上げていく」と意気込みを語った。
本抽選では37番目にくじを引いた佐藤。「(東北勢とは)できればやりたくなかった」と対戦カードが決まった瞬間の複雑な心境を明かす。鶴岡東と6月に2度、練習試合で対戦した時にはいずれも敗れたというが、「前がどうだったとかいう固定観念を捨てて初戦に向かっていく」と言い切った。
鶴岡東は聖光学院と同様に東北大会の常連校。エース左腕のほか、タイプの異なる複数の投手陣を擁する。斎藤智也監督は「東北でも指折りの投手陣だ」と警戒。その上で「力以外のエネルギーやパワーが宿った時はなにかやってくれると期待している」とナインに奮起を促した。
鶴岡東、投手安定
聖光学院が1回戦で対戦する鶴岡東(山形)は2年ぶり8度目の出場。エースで4番の桜井が大黒柱だ。県大会5試合で7失点と投手陣は安定している。打線のつながりが良く、勢いに乗じて畳みかける。