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台風5号、12日未明最接近 中通りと浜通り、警報級大雨か

08/11 07:30

 台風5号は10日、日本の東の海上を北寄りに進んだ。11日に進路を西寄りに変え、12日未明から朝にかけて本県に最も接近、風速25メートル以上の暴風域を伴って東北に上陸する恐れがある。中通りと浜通りは12日未明から警報級の大雨となる見通し。福島地方気象台は10日、県庁で記者会見し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫などに厳重な警戒を呼びかけた。

 11日午後6時から予想される24時間降水量は中通り、浜通りで最大150ミリ、会津で120ミリ。12日午後6時からの24時間では、中通り50ミリ、浜通り30ミリ、会津60ミリと予想されている。11日の1時間降水量は中通り、浜通りで30ミリ、会津で20ミリとした。

 12日未明からは県内各地で警報級の暴風となり、風速は中通りと浜通り(陸上)で25メートル、会津で18メートル、浜通り(海上)で30メートルを見込む。

 台風5号は10日午後9時現在、日本の東の海上をゆっくりした速さで北西へ進んだ。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。速度が遅いため、台風が接近してから影響が長く続くとみられる。県災害対策課は「早めの安全確保行動を取り、不要不急の外出は控えてほしい」とし、避難場所や家族との連絡手段、備蓄品などの再点検を呼びかけた。


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