福島県内の子どもたちが東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興について取材、発信する「ジャーナリストスクール」は11日、郡山市で最終の編集作業を行い、「子ども記者」が新聞紙面を完成させた。17日に同市のビッグアイで発表会を開く。
県とふくしまの学び実行委員会の主催、福島民友新聞社などの特別協力。
子どもたちは6班に分かれて、8日に双葉町の浅野撚糸(ねんし)双葉事業所や浪江町の大堀相馬焼協同組合などを取材。スクール3日目を迎えたこの日は記事を書き終えた後、紙面構成や割り付けなどを班ごとに考え、1枚の紙面を完成させた。
光南高2年の佐藤直輝さん(17)は「被災地を実際に訪れないと分からない内容を記事にした。発表会では本物のジャーナリストのように上手に内容を伝えたい」と意気込みを語った。
福島民友新聞社から中野寛子編集局次長、熊谷尚也編成部デスクが講師として参加している。
17日の発表会では、ジャーナリストの池上彰さんが講評する。