平田村の橋本爽（さや）さん（２２）は、自宅の一角を改装したネイルサロン「Ｒｉｆｆｌｅ（リフル）」をオープンさせた。新型コロナウイルス禍を転機にネイリストを志したといい「きれいで長持ちするネイルを手頃な値段で楽しめる店にしたい」と意気込む。
橋本さんは養護教諭を目指して２０２０年に千葉県の大学に入学したが「思い描いていた学生生活は送れなかった」と振り返る。新型コロナの感染拡大に伴い実習などが思うようにできなかったためだ。
大学で学ぶ意味を見失いかけていたその頃、よくネイルサロンに通っていた。「好きなネイルを仕事にして、おしゃれの楽しさを届けたい」との思いが次第に強まり、大学を中退してネイルの専門学校に入り直す決断をした。
ネイルやジェルネイルの検定を取得すると、家族の後押しも受けてサロンの開店を決めた。小売店を営む実家の一角を改装し、７月から営業を始めた。
店名は英語で「さざ波」を意味する。橋本さんは「最初は小さな波でも少しずつ輪を広げて、多くのお客さんにネイルの魅力を広めたい」と目標を話す。
住所は平田村北方字後川７７の３。午前１０時～午後５時半に受け付ける。不定休で、メニューや開店日、空き状況は公式インスタグラムで確認できる。問い合わせは橋本さん（電話０２４７・５４・２００９）へ。
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