県南9市町村の魅力を詰め込んだ大堀相馬焼の箸置きが完成した。白河市の白河だるまや、塙町のダリアなど地元の名物を形にした全12種類。県南地域の観光施設などに今月中旬から設置されるカプセル玩具販売機「ガチャガチャ」で、1個500円で購入できる。
西郷村に工房を構える「大堀相馬焼松永窯」4代目の松永武士さん(36)が障害者の就労支援と、大堀相馬焼の魅力アップにつなげようと企画した。一般社団法人「未来の準備室」が手がけるマッチングサービス「うずうず」に協力を依頼し、製品化が実現した。
うずうずは「高校生と地域をつなぐ」をテーマとしたマッチングサービスで、県南地域の高校生4人がデザインを考案した。白河旭高3年の染谷あいねさん(17)と岡部結菜さん(17)をはじめ、光南高3年の増子詠美さん(17)、清陵情報高2年の大高蒼空(そら)さん(17)がデザインした。
4人のデザインを松永さんが運営している就労継続支援B型「tokugy(トクギー)白河」(白河市)の利用者たちが製品化した。
箸置きのお披露目式が8日、白河市のコミュニティーカフェ「EMANON(エマノン)」で行われた。増子さんは「ぜひ毎日使ってほしい」と話した。