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岩村明憲監督、今季限り 福島Rホープス総監督に、後任は沖泰司氏

08/13 08:55

記者会見で退任について語る岩村監督=郡山市(福島レッドホープス提供)
沖泰司氏

 野球の福島レッドホープスを運営する福島野球団は12日、岩村明憲監督(45)が今季限りで退任すると発表した。来季は総監督や代表取締役会長として球団運営に携わる。後任の監督には、元日本ハムの沖泰司総合コーチ(63)が就く。

 岩村氏は同日、郡山市で記者会見し、15勝31敗2分けで現在7チーム中6位となっている今季成績を踏まえ「ここ数年、プレーオフにも出られず、非常に苦しい、つらい、苦い思いをしてきた。退任と言うが成績として言えば解任」とし、「残り数試合、諦めない戦いをしていく。来季は沖監督の下、リスタートしてくれることを期待する」と話した。

 岩村氏はリーグに参入した2015年に選手兼任監督として入団。18年からは監督に専念し、独立リーグのルートインBCリーグで戦うチームを指揮していた。

 来季は共同経営

 12日の記者会見では、運営体制の変更も明らかとなった。

 ウェブ事業などを展開するグローバル・リンクス(神戸市)が球団の株式を49%所有し、共同経営すると発表された。同社の丁紹徳(ていあきのり)副社長が来季から球団副社長に就く。高橋柾由美球団副社長は今季限りで退任する。現在は岩村監督が球団社長も務めている。

 選手たちに感謝/地元に愛される球団に

 今季限りで監督を退任する岩村明憲氏は12日の記者会見で、入団からの10年間と今後のチーム運営について思いを語った。

 ―今の気持ちは。
 「ついてきてくれた選手たち、OBたちに感謝を伝えたい。ここ数年、なかなか思うような成績が出せず、勝てなかったことは自分の責任だと感じている」

 ―今回の決断の要因は。
 「負けが込み、誰かが責任を取らなければならないという部分があった。10年という所で、新たなページ、新たな野球を県民に楽しんでもらうという意味で一つの区切りかなと思い、勝敗も重なって決断した」

 ―今後、どんな球団にしていきたいか。
 「NPB(日本野球機構)の舞台で頑張っている大泉選手のような選手を育成して、輩出したいという気持ちがある。地元の方々に愛される球団を改めて一からつくっていきたい」


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