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福島ユナイテッド連勝、7位に浮上 八戸に競り勝つ、サッカーJ3

09/07 07:25

【八戸―福島】後半37分、FW清水〈19〉が先制点を決め、喜ぶ福島の選手たち=プライフーズスタジアム(福島ユナイテッドFC提供)

 【サッカーJ3第27節】福島ユナイテッドFCは6日、アウェーのプライフーズスタジアムでヴァンラーレ八戸との東北ダービーに臨み、1―0で勝利し、2連勝を飾った。通算成績は12勝3分け11敗で、順位は暫定20チーム中7位に浮上した。

 次戦は15日、とうほう・みんなのスタジアム(福島市)でガイナーレ鳥取と対戦する。午後6時開始予定。 

 【評】福島が接戦をものにした。互いに攻撃的なサッカーでゴールに迫る場面をつくったが、両GKの好セーブもあり、無得点で試合は進んだ。福島は後半途中にFW陣を入れ替え、局面の打開を図ると、37分に途中出場のFW清水が先制点を奪取。守備陣も八戸の攻撃に耐え、無失点で逃げ切った。(佐藤智哉)

 堅守で好リズム

 シュートの打ち合いとなった一戦は、福島に軍配が上がった。八戸の前線からのプレスを恐れずにボールを丁寧につないで攻めて、相手の攻撃に耐えて、敵地で貴重な勝ち点3をつかみ取った。好セーブを連発したGK吉丸絢梓(けんしん)は「相手の圧に負けずにチャレンジしようという中で、収穫のある試合になった」と喜んだ。

 守備の要で主将でもあったDF堂鼻起暉(かずき)がJ2のいわきFCに移籍後、福島は初の連勝だ。抜けた穴は大きかったが、代わってセンターバックを担うようになった大森博、野末学のコンビも安定感が出てきた。

 この日は相手のハイプレスに対し、守備陣が慌てずにパスをつないで攻撃を展開した。「前に蹴るという選択に判断を伴わせ、より前に入れる確率を上げたかった」。寺田周平監督が攻撃面で求めたことをしっかりと遂行し、後半37分にはカウンターから得点につなげた。守っては2試合連続の無失点。守備陣の奮闘で勝利を呼び込んだ。

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