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双葉彩る1万発 能登復興へエール花火も 福島煙火協会が初開催

09/29 09:30

音楽とともに夜空を彩り、観客を魅了した「双葉花火」=28日午後、双葉町

 東日本大震災からの復興と犠牲者の鎮魂を祈る「双葉花火」は28日、福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館周辺で開かれた。大小約1万発の花火が音楽に合わせて打ち上げられ、双葉の夜空を彩った。

 「福島から世界へ~花火が織りなす平和のシンフォニー」と題し、福島煙火協会が初めて開催した。ミュージックスターマインや全国の花火師による尺玉の競演が繰り広げられた。地震と豪雨で大きな被害を受けた石川県能登地方の復興応援としてエール花火も打ち上げられた。

 会場の広場には有料の観覧席が設けられた。来場者は大迫力の花火に歓声を上げ、大きな拍手を送った。糸井秀一会長は「花火で震災の教訓を次世代に伝え、今を生きる人の笑顔を大切にしたい。チケット購入者の8割が県内からの来場者で、われわれの思いに賛同してくれた」と感謝した。

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