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「福島の応援あってのメダル」 バドミントン銅「ワタガシ」、内堀知事を表敬

10/10 09:20

内堀知事に2大会連続の銅メダルを報告した渡辺選手(左)と五十嵐選手

 パリ五輪のバドミントン混合ダブルスで2大会連続の銅メダルを獲得した渡辺勇大、五十嵐(旧姓東野)有紗(BIPROGY、富岡高卒)の両選手は9日、福島県庁に内堀雅雄知事を表敬訪問した。渡辺選手は「福島からの応援があってのメダルと実感している」、五十嵐選手は「福島にメダルを持って帰ってこれてよかった」と本県への思いを語った。

 五輪を振り返り、渡辺選手は「金メダルを目指していたので悔しいが、東京大会に引き続き3位決定戦でもう一度戦える喜びをかみ締めながらプレーできた」と報告。五十嵐選手は「2人でコミュニケーションを取り合い、勝ちたいという思いが強く出た試合になった」と語った。

 富岡中時代から本県で6年間を過ごし、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故に伴う猪苗代町への拠点移転も経験した2人。渡辺選手は「人間力を育ててもらった。福島での6年があって今がある」と強調した。五十嵐選手は「震災で当たり前が当たり前ではないことを学んだ。福島で助けていただいた方々に恩返ししたい」と感謝した。

 内堀知事は「2大会連続の銅メダルは、(ペア結成)13年間の努力の積み重ねの結果。心から敬意を表したい」とたたえた。

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