【9】3.11社長としての試練 東洋システム社長・庄司秀樹

07/04 13:40

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震災のピンチを救ってくれたのは、わが社に根付いていた「一山一家」の文化だった

 社長の仕事は三つあると思う。  一つは社員や協力会社とその家族の生命・財産を守ること、二つ目がお客さまに供給責任を果たすこと、残る一つが社会に貢献することだ。  2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災と原発事故はまさに、社長としての資質が試された試練だった。  設備産業は、9月と3月の月間の売り上げが通常の3倍になる。工場には月末の出荷に向け、作りかけの製品や部品が山のようにある...

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