大手メーカーにとって、一地方のベンチャー企業というのは、ばかにしてもよいような存在なのか。 そんな大手の本質を知ることになる事件が、創業3年目で起きた。 電池の試験装置はそれまで、ニッケル水素電池に対応する定電流試験が主流だったが、大容量のリチウムイオン電池の技術解析に向かなかった。定電流と定電圧の二つの領域を試験することが必要だったからだ。 その試験装置をいわき市内の協力会社2社と共に、...
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