二本松市の大山忠作美術館で開催中の開館15周年記念特別企画展「大山忠作襖(ふすま)絵展」の関連イベントとして、俳優キムラ緑子さんと日本画家故大山忠作氏の長女で俳優の大山采子さんの特別トークショーが12日、同市で開かれた。2人は「ドリさん」「采ちゃん」と呼び合うなど仲の良さをうかがわせるトークで会場を沸かせた。
大山作品のファンだというキムラさんは、同館で5年前に開かれた新五星山展にも来場していたことを明かした。さらに襖絵展を鑑賞した際、初の里帰りを果たした父の襖絵作品に采子さんが「お帰りなさい」と声をかけたことに感動し、号泣したエピソードなどを披露した。この日は来場者3000人を達成し、3000人目となった長野県千曲市の藤沢由香里さん(65)に記念品が贈られた。
襖絵展は11月17日まで。入館料は一般800円、高校生以下400円。問い合わせは大山忠作美術館(電話0243・24・1217)へ。