「紫金山・アトラス彗星」捉えた！　田村・星の村天文台

　田村市の星の村天文台で１２日、「紫金山（しきんざん）・アトラス彗星（すいせい）」が観測された。日が落ちて徐々に薄暗くなると、望遠レンズが西の空に約２０分にわたり彗星を捉えた。集まった天文ファンからは歓声が上がった。

　紫金山・アトラス彗星は昨年１月に発見された非周期彗星。同天文台によると、今月下旬まで双眼鏡などを使うと観察できる。比較的観測しやすいのは１３、１４の両日という。大野智裕台長は「その時、その瞬間しか見られないのが彗星の魅力。ぜひ観察を楽しんでほしい」と話した。