JR東海道新幹線が今月、「還暦」を迎えた。同じく60年前の10月には、秋田県に一つの村が誕生した。大潟村だ。琵琶湖に次いで2番目の広さを誇った八郎潟を干拓し、「モデル農村」を目指した ▼戦後の食糧不足の解消に向けた国営事業で生まれた人口わずか14人の村は、現在約3千人まで増えた。はた目には順調に発展してきたようにも見える。ただ揺れの少なさが売りの新幹線と対照的に、国のコメ政策は増産から減反、...
この記事は会員専用記事です
残り311文字(全文511文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。