福島銀行は11月から、コンビニATMでキャッシュカードを使わずにスマートフォンでいつでも出入金できるサービスを始める。同行によると、同様のサービス導入は東北に本店を持つ金融機関では初めて。同行が21日、発表した。
対象となるのは、福島銀行の普通預金口座のキャッシュカードを持つ個人顧客。口座開設や振り込みができるスマホアプリ「ふくぎんアプリ」の機能を拡充した。各支店の窓口やATMまで足を運ばなくても、スマホがあれば最寄りのコンビニで出入金の取引が完結する。対応するのはセブン銀行、ローソン銀行の各ATMで、同行ATMへの導入は今後検討していくという。
出入金するには、アプリにログイン後、ATMに表示されたQRコードを読み取るなどして操作する。同行によると、インターネット銀行以外での本サービス導入は全国でもまだ数例のみ。スマホ端末の生体認証も併用することで安全性も高まったという。
サービスの提供開始はセブン銀行が11月1日から、ローソン銀行が同11日から。利用限度額や手数料はキャッシュカード利用時と変わらない。問い合わせは同行DX推進室(電話024・525・2606)へ。
アプリ限定、定期預金
福島銀行は、ふくぎんアプリ限定の定期預金「ステップアップ型 円定期預金」を取り扱っている。
6カ月定期が年利0・5%から6カ月ごとに金利が上がり、最大で0・75%となり、最大金利が5年間継続される。申し込みは12月末まで。