アートで復興伝える 瀬尾さんと小森さんがいわきで作品展

11/03 09:45

トークで創作活動のきっかけなどを話す瀬尾さん(右)と小森さん

 福島民友新聞の連載「いま、奥会津から」の挿絵を担当するアーティスト瀬尾夏美さんと映像作家小森はるかさんのアートユニットによる作品展が2日、いわき市立美術館で始まった。東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の復興への歩みを収めた映像や、11~97歳の人生史に迫る作品が来場者の関心を集めている。入場無料。12月15日まで。

 地域にゆかりのある現代作家を紹介する展覧会「ニューアートシーン・イン・いわき」の一環。トークでは、瀬尾さんと小森さんが創作の背景や作品展の見どころを紹介した。学生時代にボランティアで避難所を訪れた体験が制作の原点だったと振り返り、瀬尾さんは「体験の悲惨さやその地に(住人が)暮らしてきたことを残しておかなければいけないと思った」と語った。

 時間は午前9時半~午後5時(最終入場は同4時半)。5日と月曜日は休館。4日は開館する。

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