福島県郡山市は2日、同市のけんしん郡山文化センターで市制施行100周年記念式典を行った。出席者が先人と市民の1世紀の歩みを振り返り、未来を切り開いた開拓者精神を胸に次代への決意を新たにした。
約1200人が出席。品川萬里市長は「100年の歩み、先人の思いを受け継ぎ、市民、事業者が自由闊達(かったつ)に活躍できるまちづくりを目指す」と式辞を述べた。佐藤政喜市議会議長があいさつした。内堀雅雄知事、姉妹都市の首長らが祝辞を述べた。
席上、市勢伸展に貢献した個人・団体を表彰した。受賞者を代表して元市議会議長の今村剛司さんが謝辞を述べた。
市内の小中学生が壇上に並び、未来に向けた提言を発表した。自然・環境や暮らし・地域のつながり、仕事・働き方の各視点から、次の100年へ目指すべき郡山の姿を示した上で「食べ残しをせず、ごみを分別・再利用する」「音楽やスポーツイベントに携わる」「市の魅力を発信する」など、より良い市にしていくために自分たちにできることを提言した。