福島県教委は6日、来春の県立高校入試のうち、前期選抜の特色選抜の募集定員枠を発表した。全日制の特色選抜枠は定員の22.2%(前年度比0.1ポイント増)となり、3年連続で増加した。
各校の募集定員枠は【表】の通り。特色選抜は全日制全67校144学科・コースで実施する。全日制の定員1万1580人のうち、特色選抜の定員は2576人。定員枠を変更したのは5校で、このうち福島東、郡山北工、清陵情報は「志願してほしい生徒像」に応じた目的意識を持った生徒などを募るため、5~10ポイント引き上げた。一方、船引は20ポイント、若松商は5ポイント引き下げた。
また来年度、学科再編により新設される郡山・探究は15%、いわき総合と好間が統合して開校するいわき総合・総合は25%とした。
特色選抜の募集定員の割合は、各校が5~50%の範囲で設定。学校や学科の特性に応じて50%を超えて定員枠を設定することもでき、田村・スポーツは前年度に続き、80%に据え置いた。
定時制12.7%、連携型、南会津は40%
定時制は6校8学科・コースで特色選抜を実施する。定時制の定員440人のうち、特色選抜の定員は56人。
全定員に占める割合は12.7%で、前年度と同水準となった。
地元などの中学校の生徒を対象とした連携型選抜の募集枠は、南会津が40%、白河実・機械と同・電子、ふたば未来学園、相馬総合はそれぞれ30%に設定した。
学力検査と面接は来年3月5~7日
前期選抜と連携型選抜の出願書類の受け付けは来年2月4~7日に行う。出願先の変更は同10~13日、学力検査と面接などは3月5~7日に実施する。合格発表は同14日。募集要項は今月8日から、各校のホームページで順次掲載する。