県立テクノアカデミー浜自動車整備科2年の小林そらさん(20)は、若年者ものづくり競技大会の自動車整備職種で銀賞を受賞した。同校によると、金賞受賞者に次ぐ2番目の高得点を獲得した。大会に向け、猛勉強に励んだという小林さんは「努力が形になって良かった」と笑顔で話した。
大会は8月1日まで2日間の日程で群馬県で開かれた。自動車整備職種には全国から18人が参加。故障したエンジンを修理する技術や、電気装置の故障箇所を突き止められるかどうかなどを競った。
小林さんは5月に自動車整備科の代表に決まってから、放課後に約2時間、夏休みに約6~7時間の自主学習に励み、大会に備えてきた。その結果、エンジンの再起動に成功したほか、電気装置の故障診断でも3カ所全てを発見し、高得点を得たという。
11日、県庁に松本雅昭商工労働部長を訪ねた小林さんは、来春から県内の自動車整備工場で働くことを報告。アニメをきっかけに自動車整備に興味を持ったことを振り返り「憧れの自動車の世界で働けることをうれしく思う」と語った。松本部長は「引き続き鍛錬を重ね、県内の産業界を支える人材として活躍してほしい」と激励した。