【9】厄介者から観光の柱へ 大内宿三澤屋代表取締役・只浦豊次

11/04 15:00

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来年で35回目を迎える予定の大内宿雪まつり。少しずつ観光客が増え始め、今では海外からも訪れる一大イベントに成長した。この成功が大内の住民の意識を変える一助になったと思っている

 1年の約3分の1が雪に覆われる会津地方で、時に生活の障壁となる雪をどう利活用できるか考えていた。會津復古会は1985(昭和60)年、会津若松市の鶴ケ城で雪像を作り、イベントを開いた。その雪像作りは私が設立した建築会社の東建に任されていた。花火も上がり、素朴だがほほ笑ましい祭りだった。2年目からは市内の各種団体も加わり、現在の冬祭りの原型となっている。 恩人の五十嵐大祐氏から昼食を振る舞っていただ...

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