民俗芸能は、いくら本を読んでいても、現地に行って見てみないと理解できない。 なぜなら同じようでも一つ一つの動きや衣装は全て違うし、水をかぶったり山に登ったりしないと参加できない祭りもあるからだ。 山形県の出羽三山には「南蛮いぶし」という修験者の行事がある。飲まず食わずで3日を過ごした後、閉め切った部屋で唐辛子と椿(つばき)の葉をいぶす。伸ばした手の先が見えないほどの煙。涙も鼻水も止まらなくなる。...
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