【8】参加して初めて分かる 民俗芸能を継承するふくしまの会理事長・懸田弘訓

12/01 15:00

  • 有料記事
7代目の相棒たちと私。現地に行かないと分からない価値や魅力を余さず、ビデオや写真で記録に残してきた

 民俗芸能は、いくら本を読んでいても、現地に行って見てみないと理解できない。 なぜなら同じようでも一つ一つの動きや衣装は全て違うし、水をかぶったり山に登ったりしないと参加できない祭りもあるからだ。 山形県の出羽三山には「南蛮いぶし」という修験者の行事がある。飲まず食わずで3日を過ごした後、閉め切った部屋で唐辛子と椿(つばき)の葉をいぶす。伸ばした手の先が見えないほどの煙。涙も鼻水も止まらなくなる。...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line