相馬市の松川浦で6月、福島大食農学類准教授の林薫平(45)が地元漁師らと話し込んでいた。「松川浦を環境回復の象徴にしていきたい」。林の言葉の裏には、東日本大震災などで被害を受けた松川浦のノリ養殖の復興と、二酸化炭素(CO2)の排出削減による地球温暖化防止への強い思いがあった。 松川浦では震災による津波で、海藻のアオサ(ヒトエグサ)を育てるための棚が壊れ、地底に泥がたまるなど、これまで通りにアオサ...
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