バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)東地区の福島ファイヤーボンズは24日、ホームの田村市総合体育館で同地区の福井ブローウィンズに66―78で敗れ、5連敗となった。通算成績は4勝13敗で、順位は東地区7チーム中7位。
福島は次戦の30日、アウェーの千葉ポートアリーナ(千葉市)でアルティーリ千葉と対戦する。午後3時開始予定。
【経過】福島は第1Q、福井の堅い守りに攻撃を阻まれてリードを許すと、第2Qも流れを止められず、20点差で前半を折り返した。後半は第3Qに多田の3点シュートなどで12点差まで追い上げ、第4Qもアイバナーカスを中心に攻撃を重ねたが、及ばなかった。
前半にミス相次ぐ
ホーム2連戦でも連敗を止めることができなかった。チーム最多の27得点を挙げ、リバウンドは10本と攻守でチームを支えたラポラス・アイバナーカスは「ミスが目立った。ターンオーバーなど自分たちでコントロールできる部分のミスを減らしていかないといけない」と試合を振り返った。
前半のミスが試合を決定付けた。前半だけでターンオーバーが10本、守備面でもオフェンスリバウンドを10本許すなど、攻守ともにかみ合わず、20点差をつけられた。
ただ、悪い部分だけではなかった。後半を前に栗原貴宏ヘッドコーチが「守備で圧をかけ、攻守の切り替えなどを狙っていこう」と話したように、後半はリバウンドを増やして失点を減らし、敵陣に速く切り込んだり、落ち着いた攻めで3点シュートを狙ったりと攻撃の幅を広げ、執念を見せた。
次戦は16勝1敗と圧倒的な強さを見せて東地区のトップを独走するアルティーリ千葉とのアウェー戦だ。アイバナーカスは「千葉は本当に素晴らしいチーム。だからこそ、相手以上に攻守ともハードにプレーし、ミスを犯さないようにしていく」と強敵との戦いを見据えた。(近内雅基)