21~30日の「秋の全国交通安全運動」を前に、福島県と福島県警などは19日、福島市のJR福島駅東口駅前広場で出動式を行った。参加者は夜光反射材の配布などを通じて通行人や駅利用者に交通事故防止を呼びかけた。
県警や県交通安全協会、福島署などから約100人が参加。内堀雅雄知事は「歩行者は反射材や明るい色の服を、自転車に乗る人はヘルメットを着用して交通安全に努めてほしい」と呼びかけ、森末治県警本部長は「飲酒運転の取り締まりを強化し、安全で安心に暮らせる福島の実現に向けて努力する」と述べた。木幡浩市長もあいさつした。
福島大の学生らが誓いの言葉を述べ、交通安全への決意を新たにした。県警交通機動隊の白バイやパトカーなど約20台がパトロールに繰り出した。
会場では仮想現実(VR)を使った飲酒運転の模擬体験なども行われた。体験した福島大共生システム理工学類2年の学生は「普段と違って視界が揺れて怖かった。飲酒運転は絶対にしない」と話した。