福島市飯坂町の湯野稲荷神社の例大祭は11、12の両日行われ、太鼓屋台が地区を練り歩いた。本祭の12日夜は同神社境内で、激しさで知られる「宮入り」が繰り広げられた。
例大祭は、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝するため毎年行われている。例大祭のハイライトの宮入りでは、7台の担ぎ屋台や引き屋台が、高張りちょうちんを手にした子どもたちの列に続き境内に入った。みこしが本殿の中に入ると祭りが終わってしまうため、それを阻もうと、屋台が本殿の入り口をふさいだり、屋台を傾かせたり、激しく揺らしたりした。
負けじとみこしも屋台に突進して屋台を壊すなど激しい動きを見せ、見守る見物客から大きな歓声が上がった。
みこしが宮入りした後も、担ぎ屋台同士が激しくぶつかり合い、屋台が傾くなどして盛り上がった。