エアコンや扇風機の製品事故が夏季に多発しているとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼びかけている。製造から年数がたった製品ほど不具合で火災につながるケースが増える傾向にあるとして「異常が見られたら直ちに使用中止を」と訴える。
NITEによると、2019年4月からの5年間で、エアコン340件、扇風機63件、計403件の製品事故情報の通知があり、9割以上が火災につながった。
製造から10年以上経過した製品の事故が223件。10年未満の事故は、近くの可燃物からの延焼など製品に起因しないものが多かった一方、10年以上の事故では製品に起因するものが増える傾向も明らかになったという。