自民党の石破茂元幹事長が9月に予定される総裁選立候補に向け調整していることが分かった。複数の関係者が28日、明らかにした。岸田文雄首相も再選に意欲を示すほか、河野太郎デジタル相や高市早苗経済安全保障担当相、茂木敏充幹事長ら「ポスト岸田」候補も相次いで動きを活発化させている。
自民内では派閥の政治資金パーティー裏金事件による逆風で次期衆院選や来夏の参院選への危機感が強まっている。高い知名度を誇る石破氏への待望論がある。
石破氏は、22、23両日実施の共同通信世論調査で「次期総裁候補」として26・2%を集め1位。