バスケットボールのBリーグが使用する本格的なアリーナが全国で続々と整備されている。リーグの島田慎二チェアマンによると、完成済みや計画未公表、既存施設の改修も含めれば、2028年までに「20~25」の「夢のアリーナ」が誕生する見通し。旧来型の「体育館」とは一線を画し、臨場感やおもてなしにこだわった施設は、バスケ観戦の魅力を高め、地域振興にも寄与しそうだ。
5月29日、千葉県船橋市の臨海部に完成した「ららアリーナ東京ベイ」のお披露目イベントが行われた。24~25年シーズンから1部(B1)千葉Jがホームとする約1万1千人収容の施設は、観客席がすり鉢状に配置され、最上階の4階からもコートを近くに感じられる。
6月16日には、名古屋市中心部に25年夏に開業する「IGアリーナ」の内部が初公開となった。B1名古屋Dの新たな本拠地で、バスケットボールでは約1万5千人が観戦可能。
民間主導では今年10月に長崎市でB1長崎の「ハピネスアリーナ」がオープンする。