2025年4月から民営化される国立競技場でサッカーW杯主会場の条件となる8万人収容を可能にする計画があることが29日、分かった。6万8千人収容の現在の観客席に加え、ピッチサイドに仮設席を設けて増席する。FIFAが提示するW杯開催の条件の一つが整い、今後の招致に道が開けることになる。民営化事業の中心を担う見通しのNTTドコモが明らかにした。
国立競技場を巡り東京五輪後の活用法で曲折があり、8万人収容の球技専用スタジアムに改修する計画から一転、陸上トラックを残すことになった。W杯の主会場としての活用は厳しいとみられていた。