東京証券取引所など全国の4証取は2日、2023年度の上場会社の個人株主が延べ人数で前年度比462万人増の7445万人になったと発表した。10年連続で増加し、初めて7千万人を突破した。日経平均株価が今年2月、約34年ぶりに史上最高値を更新するなど日本株が上昇したことを背景に、個人の株取引が活発化した。
23年度末時点の個人の株式保有金額は、前年度末より39兆2340億円多い170兆4893億円だった。1月から始まった新たな少額投資非課税制度(NISA)で投資家の裾野が広がったことが大幅増の一因となった。
東京、名古屋、福岡、札幌の四つの証券取引所に上場する3984社を対象に調査した。