【ワシントン共同】再選を目指すバイデン米大統領は11日、不振に終わった6月27日の大統領選討論会の後、初めて記者会見に臨み「大統領選を戦うのに最もふさわしいのは自分だ」と述べ、選挙戦からの撤退を改めて否定した。高齢不安が広がる中、職務を担えると誇示して挽回を図り、与党民主党内で強まる撤退圧力に対抗する構えだ。
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の閉幕に合わせた会見で、報道陣からは進退を巡る質問が集中した。不評だった6月のテレビ討論会について「おろかな間違いを犯した」と弁明。「始めた仕事をやり遂げるためにここにいる。長い道のりだ。私は進み続ける。やり残したことがある」と語った。