半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県菊陽町に建設した工場の運営子会社JASMが、来春に600人を超える新卒採用を計画していることが12日分かった。今春の256人の倍以上となり、既に第1工場が開所し、第2工場も年内に建設を始めることから人材確保を加速させる構えだ。
外資系企業の新卒採用としては有数の規模感となる。
このうち高卒の採用は100人以上の見通し。主に技術者として採用する。大卒の初任給は最大28万円、高卒は19万円で、既に採用活動を進めている。地域の雇用情勢の活性化につながると同時に、人材の争奪戦も激しくなりそうだ。