【ワシントン共同】米ホワイトハウス前で20日、バイデン大統領(81)の大統領選撤退を求める民主党の支持者数十人が集会を開いた。小雨が降る中、「バトンを渡せ」と気勢を上げた。主催者の一人は、バイデン氏が精彩を欠いた6月の討論会の前から支持率で共和党のトランプ前大統領(78)に後れを取っていたとし「最高の候補ではない」と主張した。
ワシントンに住むマイケル・プシキアンさん(24)は「討論会を見て、バイデン氏は年を取りすぎていると思った。トランプ氏に対抗できる候補が必要だ」と強調。メリーランド州から参加したサラ・ローさん(30)は、バイデン氏が2020年の前回大統領選で高齢の自らを「移行期の候補」と語った点を振り返り「約束通り、未来へ導いてくれる人に道を譲ってほしい」と訴えた。
バイデン氏は地元デラウェア州に滞在中で、ホワイトハウスにはいなかった。